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第3回・ボックスの選び方〜シンプル?orゴージャス?〜
演奏になくてはならない、ボックスの重要性。
オルゴールというのは、実はムーブメント(オルゴールメカ本体)だけではほとんど音が聞こえません。
音というのは、空気を振動させて、波のように我々の鼓膜に伝わり、はじめて音として聞こえてきます。
この振動は、強ければ強いほど大きな音として聞こえます。 オルゴールのムーブメントは、それ自体では振動させる力が非常に弱いのです。まあ、これは優しくやわらかい音色を奏でるための確信犯的仕様なのですが・・・。
そこで、オルゴールには、そのわずかな振動を増幅させるための共鳴装置が必要になるのです。
これがいわゆる「ボックス」です。 どんなオルゴールも、全て箱の中に納められています。
この箱の大きさや形状,素材などにより、微妙に音色も変わります。
リュージュの主たるラインナップである72弁クラスのオルゴールは、このボックスのバリエーションが非常に多く、お気に入りの一台を決めるのは至難の技かもしれません。
そこで、ある程度の目安になるように、ボックス選びの簡単なポイントをご紹介させていただきます。
木製のボックスか、クリスタル製のボックスか。これだけでも音の響きは違ってきます。
木製のボックスのほうが、ムーブメントの振動が伝わりやすく、よりはっきりとした音になる傾向があります。
反面、クリスタルの場合は、密閉された構造のため、 高音域がうまく押さえ込まれ、響きの強い低音域部分が結果的に強調され、深みのある柔らかな音を奏でます。
ただ、どちらにもいえることですが、オルゴールを設置する場所にも一工夫してください。ボックスがいくら振動しても、例えば厚い布の上に置かれると、せっかくの振動が
全て吸収され、あまり上手に響いてくれません。
逆に、叩いてコンコンと響く場所、例えばテーブルや玄関の靴箱、たんすの上などに置けば、響きの弱いクリスタルも 驚くほどのボリュームで演奏を始めます。
ちなみに、「共鳴箱」なるものも存在します。これは当ホームページのオンラインショップでご注文頂ければ、プレゼントさせていただきます。 共鳴箱がひとつあれば、どんなオルゴールでも見違えるような演奏をしてくれます。
ある意味で必需品かもしれません。 高音が得意なボックス、低音が得意なボックスがあります。 様々な形や装飾のボックスがありますが、木製ボックスの場合、お好きなデザインをお求めいただくのが一番だと思いますが、厳密に言えば、高音域に長けたもの、
あるいは低音域がよく響くものなど、ボックスにより若干の違いがあります。 高音域の音色をはっきりとお聴きになりたい場合は、中蓋が開閉式のものをお勧めいたします。とはいえ、中蓋を開けて聴くわけじゃありません。
中蓋が開閉できるということは、蓋にわずかな隙間ができるということで、その隙間から指向性の強い高音域の音色が「抜けて」きます。比較的シャープな音色になります。 逆に、低音域がお好きであれば、中蓋が完全に密閉されたタイプのものをお勧めいたします。
高音域というのは、前述のように非常に指向性が強く、まっすぐ耳に届くのですが、これを密閉して押さえ込むことで、少しボリュームが抑えられます。 ところが、低音域というのは広がっていくため、ボックス全体をうまく振動させてくれるので、この音域については密閉してもボリュームは大きく下がりません。 結果として、奥行きのある豊かな低音域が強調された音色を奏でてくれるので、非常に柔らかな響きになります。
装飾もバリエーション豊かです。お部屋のイメージにあわせてお選びください。
オルゴールにとって、ボックスは非常に重要です。
昔からオルゴールのボックスは非常に装飾性が高く、象嵌や螺鈿、彫刻によって華やかに演出されてきました。
オルゴールの持つイメージとして、古きよき時代のクラシックな雰囲気を持っています。そのためバロック調の煌びやかなデザインが多く作られますが、 近年では、現代的なモダン・リビングデザインにあわせた、シンプルでシャープなスタイルを持つ作品も登場しています。
オルゴールは伝統工芸品ですが、同時に現在でも作り続けられる「生きた作品」でもあります。
いにしえの定番デザインに依存することなく、現代的センスを多用して 生み出される「次世代オルゴール」も、非常に面白いと思います。 もちろん、ご予算に合わせてボックスを選ぶことも重要です。
例えば、リュージュの72弁オルゴールのラインナップの中で、最もリーズナブルなタイプはクルミの無垢材、象嵌なしのタイプです。 逆に、豪華絢爛な装飾を施したモデルでは、殆ど144弁タイプと価格が変わらないものもあります。その差は40万円ほど(!)にもなります。
オルゴールを、あくまで自動演奏楽器として、音色を楽しむために購入されるのであれば、このクルミ無垢材をお勧めいたします。価格は税込み126,000円です。
デザイン性はありません。四角四面のクルミ材です。ですが、最高の素材を無垢で使用しているため、作りは非常にしっかりとしており、音色は最高です。
お部屋のインテリアとして、綺麗なデザインのオルゴールをお探しの方にはお勧めできませんが、これで十分!と思っていただける方には、あえてこのボックスを選んでいただき、
できれば、たくさんの曲を集めていただきたい、と思うのです。
このボックスはシンプルな作りのため、設置環境しだいで高音・低音をうまく調節できます。 ですから、様々な楽曲の演奏をうまくこなすことができるため、複数曲のコレクションをするにはうってつけのボックスなのです。
弊社オンラインショップでも一番の人気商品です。まずはこのボックス(ちなみに品番は#5309です)からリュージュの世界に触れていただき、その音色に感動し、
心癒されていただきたい、と思っています。
#5309クルミ無垢材、弊社の今一押しのボックスです。
第1回ムーブメントの選び方
第2回楽曲の選び方
参考情報!リュージュオルゴールが出来るまで>>
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